ミレットおばさんのマクロビオティックなひとりごと

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茨城県水戸市のマクロビオティックの店「食の提案スペース ミレット」のブログです。milletmito.com

アトランからのメリークリスマス

アトランが
小さな棺に納められ

好きなおもちゃや
好きな食べ物・・・といってもハイ・ゲンキ
          それと、
          朝、カトウさんが届けてくれたお豆入り玄米ごはん
お似合いのお洋服

たくさんのお花で埋め尽くされ
お花畑で眠るようなアトランだった。

「ガチャ」
扉が閉められ
重たい鍵がかけられる音

ゴーーー
火力が強くなる音が
やけに大きく聞こえる。

思わず上を見上げて
煙の行方を探す・・・

透明でユラユラと
後ろの大きな木の景色を揺らしているだけ。
煙はない。

いきなり
はらはらと落ち葉が舞い落ちて来て
「アトランはここにはいないよ」
と、知らせているようだった。

待つこと1時間。

トレイに乗せられて
でてきたアトランは
もうアトランではなかった。

「アトラン~」と泣き叫ぶ
ユウスケの声を遮るように

「アトラン!骨になっても
かわいいよ~」

大きな声で私が言うと
みんな我に帰ったように

「うん、頭の形もちゃんとある。
歯もきれいについている。」

・・・冷静になっている。

不思議に悲しくなかった。

アトランは家で待っている
と思っていたから・・・

14年間
アトランの魂を守ってくれていた
入れ物・・・。

そんなふうにしか思えなかった。
・・というより、
そう思おうとしていたのかもしれません。

「アトランを守ってくれてありがとう」

「遺骨は持って帰られますか?」

「いいえ、こちらで預かってください。
納骨のことは週末まで考えさせてください。」

アトランの遺骨は
家には持ち帰らなかった。

家に帰ると
アトランは居るんだと信じていたのに
アトランは居ません。

感じるのに
やっぱり姿は見えません。

息苦しくなって
私はただ家の中を
クマのように
ウロウロ歩くばかりです。

泣いたり
笑ったり
情緒不安定のまま
なんとか仕事を切り抜けて

週末

やはり、
形あるものにすがりたい気持ちは
否定できませんでした。

共同墓地には
埋葬する決意がつかず

納骨堂に納めて

ここに来れば
「アトランに会える」

っという「よりどころ」だけは
残そうということになりました。

家には
写真とお水、小さな食事のおすそわけ
お花・・を飾って
毎日挨拶ができるようにしました。


そして、

私の両親も一緒に
納骨堂にお参りに行った帰り

お店の用事のお買いものがあって
ひたちなか市まで
出かけました。

一通り、買い物も済んで
車に乗り込もうをした時

「ちょっとだけ
ペットショップに寄って行こうか?」

主人が声をかけました。

我慢していた気持ちが
ゆるんで
「うん、行こう・・・」
誰も反対しませんでした。

引き込まれるように
全員がその子犬の前に
釘付けになってしまいました。

私の母が
アトランの写真を
その子に見せると

なんと、
近づいてきて
尻尾を振って
ずっと写真を見ているのです。

みんなが

アトランが
この子に自分の後を
引き継いだに違いない

「アトランからのプレゼントだ」

感違いも甚だしいのかもしれませんが
そう信じこんでしまいました。

恥ずかしさも忘れて
Oリングを繰り返す
私たち・・・

「この子は私たち家族と
幸せを共有することができますか?」

ググッと締まっていく
主人の指。

9月5日生まれ

ラッキーカラーが「緑」の子

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名前は「ミトン」
鍋つかみ
幸せつかみ

その実体は「水戸ン」です。

アトランがアトランタからの命名でしたので
今回も水戸にちなんで・・・安易でスミマセン。
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by milletmacrobi | 2008-12-26 00:06 | 今日のミレット

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